なたね油
なたね油は、日本で古くから愛されてきた歴史ある植物油です。なたねから油が搾られるようになったのは室町時代からで、江戸時代にも行燈の油用や食用として使用されていました。
なたね油は日本国内で最も多く消費されている植物油の一つですが、なたねの自給率はとても低く、ほとんどを輸入品に頼っているのが現状です。
「古式圧搾なたね油」は、青森県産のなたねを匠の技で焙煎し圧搾した後、湯洗いによる不純物除去を行い、和紙でろ過しました。脱臭や精製は行っていませんので、なたね油本来の色味と風味がそのまま残っています。一番搾りなので、雑味がなく、揚げ物におすすめできるほど軽やかです。
焼き物に使うと、野菜の味をイキイキさせ、揚げ物に使うと、素材の旨みをひき立ててホクホクになり、冷めても美味しい上質なお料理になります。
なたね油はオレイン酸が約60%、リノール酸が約20%、α-リノレン酸が約9%で、ビタミンEとKを含みます。脂肪酸バランスが良く、比較的加熱に強い油なので毎日の調理油としてもおすすめです。